【ちょっこりさん】TV放送でご紹介しきれなかった"こだわり"の撮影小物・構図のお話

みなさんこんにちは、ぬい撮りコラムニストの"ゆりりーぬ"です!


先日、某 地上波の朝の情報番組で「ぬい撮り」特集が放送されました。


私も出演・協力しており、私の作品を放送に流してもらったり、実際にレポーターの方とロケをしながらぬい撮りのコツをご紹介させて頂いたりしました。たくさんの反響をいただきありがとうございます。


今回、ロケで撮影したぬい撮り写真は2枚。どちらも様々なこだわりを込めて撮った写真ですが、番組のコーナーが1分と短かったこともあり、ポイントを絞らざるを得なかった点も多々あります。


そこでこの記事では、番組ではお伝えしきなかったこだわりの数々を、補足でご紹介します。



「ちょっこりさん」を使って撮影

今回は、タカラトミーさんから発売中のぬい撮り専用ぬいぐるみ「ちょっこりさん」を使って、「小道具」や「季節感」を込めた写真に仕上げてほしいという依頼があり、ロケのシーンでは2枚ともちょっこりさんのディズニーキャラで撮影しました。


1枚めはこちら。「手に持っているクレヨン」と「チップとデールの絶妙な表情」にこだわりました。

(スケッチブックのイラストにモザイクを入れています。大人の事情です♡笑)


ポイント1:クレヨンは"ぬい撮り向き"のサイズ・商品を選定

放送される時期が秋だったので、「芸術の秋」にちなんでウッディ達がお絵描きをしているシーンを切り取りました。


「ちょっこりさん」は商品の特徴上、手を広げることができません。そのため、手にモノを持たせる場合は、細いものを差し込む形になってしまいます。


そこで採用したのが、クレヨン。通常の色鉛筆だと長すぎて、ウッディ達自身が描いているリアリティが弱くなってしまうため、短いサイズのクレヨンを選びました。


ちなみに、ジェシーが持っているのは、私が普段ぬい撮りで愛用しているアメリカ製の「クラヨラ」というブランドのクレヨンです。ウッディが持っているのは100均のもの。


どちらも、紙に描く時の発色があまりよくなく、普通のお絵描きには私は好まないのですが、ぬい撮りの時はぬいぐるみさんを誤って汚してしまわずに済む利点があります。


撮影の面では非常に助かっています。笑


(夏にも、かえるのピクルスのイベントでこのクレヨンを使いました)


ポイント2:チップとデールの絶妙な表情!

ウッディ達のお絵描き写真のもう一つのこだわりは、チップとデールの表情です。


チップとデールはいたずら好きな性格ですよね。


その特徴を生かして、「ウッディ達のお絵描きを見守っているような…?」はたまた「いたずらするタイミングを2人で見計らっているような」そんな想像が広がるような、顔の角度で撮影しました。

(↑アップにするとこんな感じ)


スケッチブックにあからさまなラクガキをしているように撮ろうかとも思いましたが、クレヨンを持つとチップ達の顔が写りにくくなってしまうのと、座る位置が安定しない問題がありました。


なので、あえて小道具なしでいたずらっ子な性格が出せるように工夫しています。


絶妙な表情を出すために工夫した点は、「チップとデールの目線の先をほぼ同じにすること」と「ふたりの頭をくっつけたこと」です。


この2点を盛り込むことで、「ふたりにしか聞こえない声の大きさで、何か同じ対象物を見ながら、ヒソヒソといたずらの作戦を立てている」ような雰囲気になりました。


ハロウィーン写真はこだわりの小道具が凝縮!

2枚目の写真はこちら。ミッキー&ミニーと、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のジャックとサリーがハロウィーンの撮影会をしている様子です。


放送では「季節感を出すこと」に話の重点が置かれていましたが、個人的にはこちらの写真の方が小道具にこだわったかも。いくつか紹介します。



ポイント3:優れモノ!ガチャガチャの「ミニカメラ」

まず1番に挙げたいくらい私が最近気に入っているのが、ガチャガチャでゲットした小さいカメラ。


もともとはフラッシュライトとして使える雑貨なのですが、ぬいぐるみさんサイズでぬい撮りに便利です。ぬいぐるみさんに持たせてあげると、あっという間に撮影会っぽい雰囲気になります。


カメラを持たせるだけでストーリーが生まれるので、「もっとぬいぐるみさんがイキイキした写真が撮りたい!」という悩みを持っている人には、特におすすめ。


今回は「ハロウィーンの撮影会」というテーマで使用しましたが、他にも、ミニカメラをぬいぐるみさんの首から下げて撮ることで、旅先のぬい撮りにもいい味を出してくれます。


観光地や壮大な自然など印象的な背景とともに、カメラを首に下げたぬいぐるみさんを撮ってあげると、より旅行の楽しさが伝わる1枚になるはず。


ミニカメラのガチャガチャ、ぜひ探してみてください!

(『週刊うさぎ』のスクープ!?みたいな写真も撮れますw)



ポイント4:100円ショップや、思わぬ掘り出し物も使ってます!

私は季節感を出すためのぬい撮りグッズの多くは、100円ショップで調達しています。今回のカボチャやホウキも、大手100円ショップのもの。


セリアでゲットしたホウキはもともと、土に刺して使うガーデニング用品でした。ホウキの柄(え)が長かったので、ぬいぐるみさんサイズに持ち手を折って使っています。


以前「スッキリ!!」さんに出演させて頂いた際にご紹介したミニ椅子もそうですが、ガーデニングコーナーは、意外とぬい撮りに使えるものが多いですね。


そして、サリーがかぶっているハロウィーン風ハットは、ローラアシュレイで購入しました。


ローラアシュレイは衣料品や生活雑貨を扱うお店なのでぬいぐるみ専門店ではないですが、ローラアシュレイが出しているぬいぐるみさんのコスチュームが売っていることもあるそうです。


今回もハロウィーン用にハットが販売されていましたが、サイズも豊富でびっくり。これまでノーマークだったのですが、今後もチェックしていきたいお店のひとつになりました。


(詳しい商品紹介がされているショップブログはこちら↓)

以上、朝の情報番組ではお伝えしきれなかった、写真のこだわりをご紹介しました。


番組では「ぬい撮りのコツ」という切り口で、「小物を使うこと」「季節感を出すこと」の2点を紹介して頂きましたが、


自分のかわいがっているぬいぐるみさんを大切に、愛をこめて楽しく撮れればどんな写真も宝物になるはず。一方で、楽しくかわいくしたいからこそ、短時間では伝えきれない細部までこだわりたくもなってしまう。


そんな単純であり奥深い世界が私にとっての「ぬい撮り」だなぁ、とつくづく考えさせれられる出演でした。


この番組をきっかけに「ぬい撮り」の温かい輪が広がればうれしいです。

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