【年末特集】根強い人気の「ちょっこりさん」&ポージング商品の台頭も!2018年ぬい撮り事情まとめ

みなさんこんにちは、ぬい撮りコラムニストのゆりりーぬです。


2018年も残りわずか。


今年のぬい撮り界は、タカラトミーのぬい撮り用ぬいぐるみ「ちょっこりさん」の依然とした人気に加え、自由にポーズがとれる「ポージング」タイプのぬいぐるみが主力商品に躍り出た年になりました。


2017年に始まったぬい撮り用商品の登場も踏まえつつ、2018年のぬい撮りトレンドをまとめておこうと思います。


※2017年のまとめ:【年末特集】2017年、ぬい撮り界はどう変わったか?キーワードは「インスタ映え」と「ちょっこりさん」


2018年もぬい撮り用アイテムが多数登場!

2018年を振り返る上で、押さえておきたいのが昨年2017年のぬい撮り事情。2017年は、「ぬい撮り用ぬいぐるみ」の流行元年でした。


大きな出来事としては、


・「ぬい撮り」という言葉が商業的にプッシュされるようになったこと

・タカラトミーのちょっこりさんをはじめ、誰でも気軽にぬい撮りできる「ぬい撮り用ぬいぐるみ」が登場したこと


…の2点です。2018年ぬい撮り業界もこの流れを継いで、進化しています。


続く「ちょっこりさん」人気

まず注目したいのは、元祖ぬい撮り用ぬいぐるみと言える、タカラトミーの「ちょっこりさん」が依然とした人気を誇っていることです。

2017年春の発売時はミッキーやミニー、プーさんといったベーシックなディズニー関係のぬいぐるみが十数種類発売されていただけでしたが、2018年12月現在は、


・ディズニー系75種類以上(含:マーベル、スターウォーズ)

・ポケモン系30種類近く …に加え、


ウォーリー、ドラえもん、ミッフィー、カードキャプターさくら、ねほりんぱほりん、ミニオンズ、おそ松さん、スヌーピー、イナズマスゴレン、ジュラシック・ワールド、ハリーポッター、シャクレルプラネット、グリンチ


などといった、クラシカルなキャラクターからアニメ、映画の領域まで、計200種にのぼる幅広いキャラクターで「ちょっこりさん」が制作されました。


売り場もおもちゃコーナーや雑貨屋さんに留まらず、ミッキー90周年時にはセブンイレブン限定の「ちょっこりさん」も登場。


「ちょっこりさん」は「#ぬい撮り」という言葉も一緒に売り出していることもあり、映画ファン、アニメファンなど幅広い層に「ぬい撮り」という言葉と文化を知ってもらうきっかけになったと思います。


「座る、ひっかける、もつ」という、使い方の分かりやすさも入門者向け商品として根強い人気を誇る理由と言えるでしょう。


2018年はポージング系も主力に!

もう一つ、2018年のぬい撮り商品を語る上で欠かせないのは、自由にポーズが取れる「ポージング系」のぬいぐるみです。

上述の通り、「ちょっこりさん」は座らせたり、モノを持たせたりといった、ぬい撮りでよくある基本的な撮り方に特化した商品でした。


SNS人気に由来するぬい撮り入門者にはわかりやすいアイテムである一方、


日ごろぬいぐるみさんとお話したり、ぬいぐるみさんを動かして遊んでいるファン層には、手足の固定された「ちょっこりさん」ではやや物足りなさがあったことも事実です。


そこで今年、ぬいぐるみメーカー各社がこぞって発売したのが、手足にワイヤーなどを内蔵した、自立やポージングのできるぬいぐるみです。


私がよく撮影している「かえるのピクルス」でもポージングを復刻したり、

東京ディズニーリゾートでもポージングのぬいぐるみが人気商品のようです。


ダッフィーシリーズでは骨が入ったシリーズが新登場したほか、ミッキーたちのシリーズ「ポージープラッシー」も通常版、冬服版、ファンクラブ限定版など多数登場し、来年頭には35周年限定版なども出るそう。

(☞ポージープラッシーを使った撮り方解説の記事も寄稿させていただきました


ぬい撮り系フォトコンテスト「#つれてってシナモン」が人気のサンリオも、耳で自由にポーズがとれるシナモンを発売しています。

以前はポージングタイプのぬいぐるみはここまで多く発売されておらず、ぬい撮りにこだわりのあるマニア層は、自分で手術してぬいぐるみさんに骨を入れている人もいました。


今年のポージング系ぬいぐるみのヒットにより、より気軽に、ぬいぐるみさんがまるで生きているような動きのあるぬい撮り写真が撮れるようになってきています。


ポージングはとれるポーズの自由度が高く、やや遊びこなすのが難しいのですが、入門者むけには「ちょっこりさん」、中上級者むけには「ポージング系」と棲み分けできていると言えそうです。


☟私が書きました。ポーズによってかわいくも、怪しくも撮れるのがポージング系ぬいぐるみの奥深さです


意外に難しい!? “ホラーな雰囲気” で「ぬい撮り」3つのコツ「ディズニー・ハロウィーン」編


2019年ヒット商品のヒントは「ぬいもーず」にあり?

以上の通り、2017年「ちょっこりさん」→2018年「ポージング」というように、ぬい撮り用のグッズも着々と進化を遂げてきました。


来年以降のヒット商品を探る上でヒントになるのは、今年の後半(11月)にディズニーストアから発売された「ぬいもーず」シリーズにあると思います。

「ぬいもーず」は2018年を通して人気だったポージングの要素に加えて、手のひらにマグネットが入っており、磁石でくっつけて物を持たせられるぬいぐるみです。


まさに「ちょっこりさん」と、ポージングのよさを合体させたような商品でした。


(☟取材して頂きました。ぬいもーずの撮り方をご紹介しています)

ぬい撮りのプロと一緒にディズニーストア #ぬいもーずオーディション に参加してみた


手に磁石の入ったぬいぐるみさんは、私も15年以上前から「プティルウ」シリーズで愛用しているのですが、その季節や雰囲気に合ったものを持たせてあげることができて撮影の幅も広がります。


来年はポージングで自立する+磁石でモノが持てる系のアイテムが流行るかもしれません!


お花の茎の部分に針金が入っていて磁石でくっつけています

プティルウのくまさんがお花を持っています!


大切なのは「ぬいぐるみさんをかわいがる心」

以上、2018年のぬい撮り事情をまとめてみました。


ぬい撮りしやすいぬいぐるみが次々と進化して登場すると、ぬい撮り(撮影)のためにぬいぐるみをお迎えする人も少なからず増えてくると思います。(賛否両論はありますが)


ぬいぐるみさんとの出会いがどんな形であれ、ぜひぬいぐるみさんを大切にかわいがる心を持って、遊んだり、撮影を楽しんでもらえたらと、一人のぬいぐるみ好きとして願ってやみません。


by ぬい撮りコラムニスト"ゆりりーぬ"


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